備前焼:日本最古の焼き物、炎が生み出す無釉の美
備前焼:日本最古の焼き物、炎が生み出す無釉の美
岡山県備前市(びぜんし)は、約1000年の歴史を持つ「備前焼(びぜんやき)」の産地として知られています。釉薬(うわぐすり)を一切使わず、備前の土の色と質感を生かして高温の炎で焼き上げる備前焼は、日本六古窯(備前・瀬戸・越前・常滑・丹波・信楽)の一つです。
備前焼の特徴と魅力
備前焼の最大の特徴は「無釉(むゆう)」であること。一般的な陶器は焼く前に釉薬(ガラス質の上薬)を塗りますが、備前焼は土そのものを焼き締めることで表面に独特の焦げ感・景色(けしき)が生まれます。1200〜1300℃の高温で約2週間焼成し、炎と灰が偶然作り出す「窯変(ようへん)」の模様は一点一点異なり、それが備前焼の魅力です。
備前市・伊部の陶芸街
伊部(いんべ)地区にはJR伊部駅を中心に備前焼の窯元・ギャラリー・陶芸体験施設が集まっています。備前焼窯元の工房見学や、実際にろくろを回して陶芸体験もできます。
備前焼の酒器と食器
備前焼は酒器(ぐい呑み・徳利)・茶器(湯飲み・抹茶椀)・花器など生活雑貨として使いやすく、使い込むほどに表面に味が出てくるのも魅力です。
アクセス
JR赤穂線・伊部駅下車すぐ。岡山駅から約30分。
📍 場所・アクセス
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