紀州徳川家の城下町文化:和歌山が誇る江戸時代の雅な遺産
和歌山は江戸時代、徳川御三家の一つである紀州徳川家の城下町として大いに栄えた都市です。8代将軍・徳川吉宗を輩出したこの地には、武家文化・工芸・食文化など江戸時代の文化が今も数多く残っています。
徳川吉宗と紀州のつながり
徳川吉宗(1684〜1751年)は和歌山城で生まれ育ち、1716年に第8代将軍となりました。「享保の改革」を断行して幕府財政を立て直した名君として知られています。和歌山市内には吉宗ゆかりの史跡が多く、「吉宗ゆかりの地めぐり」も楽しめます。
紀州漆器(根来塗):朱と黒の美
紀州を代表する伝統工芸が「根来塗(ねごろぬり)」です。中世に根来寺の僧侶たちによって始められた漆器で、黒漆の上に朱漆を塗り重ね、使い込むと朱が透けて独特の景色が生まれる「塗りの芸術」です。現在も岩出市の職人たちが伝統を守り続けています。
紀州備長炭:最高品質の炭
和歌山県が世界に誇る特産品が「紀州備長炭(きしゅうびんちょうたん)」です。ウバメガシを原料とした硬く火持ちの良い白炭で、料亭や焼き鳥店など全国の食の現場で重用されています。田辺市周辺の職人が今も昔ながらの炭焼き小屋で製造しています。
アクセス
JR和歌山駅・南海和歌山市駅が玄関口。城下町の史跡は和歌山駅周辺に集中しています。
📍 場所・アクセス
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